5月24日(水)、天草市民センターにおいて一般社団法人天草本渡青年会議所創立60周年記念式典を開催致しました。
開会に先立ちまして、オープニングでは当青年会議所の先輩方が発足に関わられた天草太鼓推進会の皆様より勇壮な演奏をしていただきました。
当日は天草市長馬場昭治様を始めとする各界各層のご来賓の皆様、(公社)日本青年会議所 副会頭小西毅君、同じく副会頭豊田啓勤君を始めとする各地青年会議所のメンバーの皆様、私たち天草本渡青年会議所シニアクラブの諸先輩方にご参加いただきました。
続いて、創立時に多大なご支援をいただきました、スポンサーJCであります一般社団法人熊本青年会議所 理事長 山口章太君にも同日に例会があるにも関わらず貴重な時間を割いて駆けつけていただきました。
歴代理事長への感謝贈呈においては、創立50周年時に理事長を務められた小山裕士先輩を始めとる歴代理事長の先輩方にもご登壇をいただき、代表して小山先輩より力強い励ましのお言葉をいただきました。創立50周年から10年間で多くの事柄がIT化され、予想もつかぬ大規模な自然災害や感染症の蔓延等により私たちの生活も大きく変わり、私たちの活動もその度に課題をつきつけられ、それでも明るい豊かな社会のため課題解決にひたすら挑戦し奔走されてこられた先輩方に深く感謝し、次の70周年へ向けて先輩方から育んでいただいた絆をつないでまいりたいと強く感じました。
また、昨年から天草市と瀬戸市が焼き物というつながりから交流が始まり、民間団体でもつながれないかとのご要望をいただだき、一般社団法人瀬戸青年会議所と当青年会議所が災害時に互いに支え合える関係性を築くために災害協定を締結させていただきました。焼き物では高級陶磁器として有名な瀬戸焼の中興の祖、加藤民吉は1804年に技術習得をする過程で陶石の一大産地である天草に学びに来た経緯から、実に200年以上前の時を超えて行政も民間もつながることができました。
式典ではさらに、一般社団法人名寄青年会議所と友好JC締結30周年を祝して感謝状と記念品を贈らせていただきました。また、名寄青年会議所のシニアクラブの先輩方からも素敵な記念品をいただきました。(交流の始まりは、1986年から北海道と熊本の各協議会により行われてきた南北交流事業を経て、1993年の当青年会議所創立30周年記念式典の会場で、名寄青年会議所と天草本渡青年会議所の友好JC締結式が執り行われ、固い握手と共に調印が交わされました。それから30年の月日は、京都会議や全国大会での意見交換や互いの周年における事業検証により友情を深め、2009年の名寄・天草 心の交流事業締結書の調印により確固たる形となりました。)
最後に、創立50周年時に10年間取り組むべき課題は何なのかと考え、中長期に渡って取り組んできた運動として、あまくさ運動指針「人口革明」の運動経過の発表をさせていただきました。これまで運動を続ける中でアンケート調査、専門家や関係者をお呼びしてのフォーラムの開催など天草地域の皆様や関係諸団体には多大なるご協力とご支援をいただいてまいりました。運動を行う中で事業の進め方は変化をしてきておりますが、あまくさ運動指針の「人口を呼び込む・人口を減らさない・人口を増やす」の中から「人口を呼び込む」ことに特化した運動に焦点をしぼり、昨年からは「あまくさ海の日」という運動を展開しており、天草の海について考え、さらなる海のブランド化を目指しております。他団体とも連携を深めていくことで明るい豊かな社会、より良い天草の実現に向けて邁進してまいります。