2026年度 理事長所信

はじめに

2026年度 一般社団法人天草本渡青年会議所第64代理事長を仰せつかりました。大中龍と申します。入会から7年目となり当初は青年会議所に対しマイナスなイメージばかりを持っていました。しかし年を重ねるごとに、自分の住み暮らす天草の問題、少子高齢化・人口減少・働き手の減少など様々な問題へ目を向ける機会をいただき、更に自分自身の足りない部分を成長させるという大きな機会もいただきました。その中で青年会議所活動へのイメージも変わっていき、何かの為に動くということの大切さを学びました。自分の成長の為、地域課題解決の為、この何かの為に動き何かしらの成果を見つけるということは自分だけでなく周りへの良き活力となる。まだ入会し経験も浅い私が感じたきたなことを天草の為になればと思い活動して参ります。

天草で生まれ育ち、島外に出て戻ってきた時に感じることは多くあると思いますが、「寂しくなった」「やはり田舎だ」などの意見を多く聞くことがあります。裏を返せば、「昔ながらの人情味ある地域柄」「自然豊かな土地」などありきたりではありますが、天草だからこその魅力に溢れていると捉えることもできます。

私たちの住み暮らす天草には「日本の宝島」このようなキャッチフレーズもある土地です。そう言われるからこその自然はもちろんのこと、それだけではなく、天草の人・企業・地域資源がそう言われる所以なのだと確信しております。しかし、その全てを活かしきれているのか、そう感じる人も多くいるはずです。その全てを活かし発信していくのは誰なのか、それは他の誰でもない天草に住み暮らす私たちしかいません。この魅力に溢れた天草を島内外の多くの皆様にさらに知ってもらい、未来の子ども達へバトンを託す。それこそが私たち青年会議所の成すべきことであると考えます。

子ども達へ紡いでいく

天草に住み暮らす子どもたちこそ天草の未来と言えます。しかし高校、大学への進学、そして就職となった時にどうしても天草を離れてしまう人達が多くいるのが現実ですが、天草の魅力を子どもたち自身の手で再確認・体験することで、自身の生まれ育った天草を誇り高く発信し、いずれは帰ってきたくなる故郷(ふるさと)にすることができるはずです。その為にも、この天草の可能性を大いに感じてもらい、未来へ紡ぐことのできる事業を行います。

文化を紡いでいく

天草には長年続いてきている郷土芸能ハイヤ節があります。この郷土芸能を守り、また次の世代へ継承することも我々の役目であると考えます。天草本渡青年会議所も明豊躍友会として長年にわたり、ハイヤの競演・道中総踊りなど多くの祭りなどの行事に参加することはもちろん、数年前より小中学生への指導も行ってきております。昨年は祭りをもり上げる一助となるべく、数年ぶりに山車を1から作り直し祭りに参加いたしました。このように、ただ参加し指導するだけではなく、楽しむことを忘れずハイヤ祭りという郷土芸能文化を盛り上げ、さらに継承していく事業を行います。

友情を紡いでいく

私たち、天草本渡青年会議所は、北海道の名寄青年会議所と長年に渡り友好を結んでまいりました。2年前の60周年の際には友好を結び30年の節目ともなりました。また地元の商工会青年部とも長年に渡り交流をし、天草を盛り上げようとする青年同士が組織を超えて友情を育んできました。組織も住み暮らす地域も違う中でも同じ志を持ち、同じ目標に突き進む地域団体との交流は互いに刺激を与え、より良い活動へとつながって来ました。諸先輩方から受け継いできたこの友情を私たちの次の世代へと紡ぎ、今まで以上にお互いの活動により良いものとなる交流を図っていきます。

組織を紡いでいく

天草本渡青年会議所のメンバー数は年々減少をしています。

メンバー数が少ないからできない。もう少しメンバーがいたらできたのに。このようにできない理由を探すのではなく、今いるメンバーの一人ひとりが最大限の力を出せばできないことはないです。天草本渡青年会議所という組織を紡いでいくために、人口減少・A I化・多様性など、これからの時代を見据えた青年会議所ならではの意識ある活動をすることで、メンバー一人ひとりが輝く姿を見せることで、同じ志をもつ人財を見つけただメンバーを増やす膨張ではなく、青年会議所活動に対して理解と意欲のあるメンバーの拡大へつなげ、この天草本渡青年会議所という団体を次世代へ紡いでいきます。

結びに

私たち青年会議所は明るい豊かな社会の実現を目指し行動していく同志の集いです。1人ひとりの力は小さくとも私たちが地域課題に目を向け解決するために日々悩みながらも同じ目標に向けて行動するその時、できないことはないのだと諸先輩方の背中を見て学んできました。同じ天草に住み暮らすメンバー同士が手と手を結び、互いに支え合い、次世代へと紡いで行くことこそが何より大事なことであり、すべての活動の原点であります。一人ひとりが手と手を結び、力を結集し天草の未来の為に邁進する団体。辛い時も楽しい時も支え合い、次世代の為に天草の魅力と可能性を紡いでいく。

結(ゆい)〜支え合い紡いでいく〜

私の思いを体現させるスローガンです。自分に何ができるかわからない、今やっていることが合っているのか間違っているのかもわからない中でも、真っ直ぐな思いを持ち活動するとき、そこには必ず支えてくれるメンバーがいる、自分のためだけではなくこれからの天草の為、手と手を結び支えあい紡いでいけるように進んでまいりますのでよろしくお願いします。